調書漏えい事件報道で和解=NHKが解決金支払い−東京地裁(時事通信)

 奈良県の医師宅放火殺人の調書漏えい事件をめぐり、検察の事情聴取に取材源を明かしたとする虚偽報道で精神的苦痛を受けたとして、加害少年の調書を引用した「僕はパパを殺すことに決めた」の著者草薙厚子さんがNHKに1000万円の損害賠償を求めた訴訟は15日、東京地裁で和解が成立した。
 和解条項によると、NHKは報道前に草薙さんに取材しなかったことを認めた上で、解決金100万円を支払い、謝罪の意を表する。
 訴状によると、NHKは2007年9月、「草薙さんが事情聴取に対し、『医師に供述調書を見せてほしいと頼み、写しを見せてもらった』と話していることが分かった」などと報道した。
 記者会見した草薙さんは「和解内容には満足している」と述べた。
 NHK広報局の話 誤報ではないとの主張に変わりはないが、争いを決着させるのが適切と判断した。 

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